比熱とは?
比熱容量とは、その物質1キログラムの温度を1ケルビン(あるいは同等に1摂氏度)上げるのに必要なエネルギー量を示す、物質の性質です。たとえば水は約 4186 J/(kg·K) という大きな比熱を持つため、金属に比べてゆっくり温まり、ゆっくり冷めます。
この計算機は熱の基本式 を用い、4つの量のいずれか1つを求めることができます。すなわち、熱量 、質量 、比熱容量 、または温度変化 です。
計算機の使い方
「計算する」メニューで求めたい量を選び、既知の3つの値を入力してください。計算機は内部で常にSI単位を用います。エネルギーはジュール (J)、質量はキログラム (kg)、比熱はJ/(kg·K)、温度変化はケルビン (K) です。1 K の変化は 1 °C の変化とまったく同じ大きさなので、 はケルビンでも摂氏でも温度差として入力できます。
質量、比熱、または温度変化を求めるとき、計算機は他の量で割るため、いずれかの除数が0の場合は結果を返しません。
式
物質の温度を変化させるのに必要な熱量は次の通りです。
ここで:
- は加えられた、または取り去られた熱量で、単位はジュール (J)、
- は物質の質量で、単位はキログラム (kg)、
- は比熱容量で、単位は J/(kg·K)、
- は温度変化で、単位はケルビン (K) です。
式を変形すれば、どの未知数も求められます。
計算例
例1:水を温める
2 kg の水()を 10 K 温めます。必要な熱量は:
したがって 83720 ジュールが必要です。
例2:質量を求める
83720 J の熱がある量の水()の温度を 10 K 上げたとします。質量は:
試料の質量は 2 kg であり、これは例1と一致します。
実用上の注意
- 比熱の値は温度や状態(相)によって変化します。公表値は通常、室温付近で与えられます。
- この式は相変化(融解や沸騰)がないことを前提としています。相境界を越えるには潜熱が必要ですが、この計算機はそれを含みません。
- 負の (冷却)は負の を与え、物質から熱が取り去られることを意味します。